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簡単に作れてとってもヘルシー
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「ハーブと豚肉肩ロースのポットロースト(鍋焼き)」 |
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イタリアでは、普通の家庭で作る肉料理で、鍋(ポット)一つで手軽にできる人気の家庭料理。今回は、環境ディザイナー渡辺洋子さんが、お仕事でイタリアを訪れた時に、地元の方に伝授いただいたコツを、同氏のもう一つの専門でもあるハーブの薬効についてのトークも交え、作り方を実演していただきました。 |
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<材 料>
豚肉肩ロース塊 500g
(鍋の大きさに合わせる。ピッタリサイズにするとオリーブオイルの節約にもなる。)
ローズマリー 10cm程
(殺菌、酸化防止作用、老化防止、精神安定、消化促進、心臓や脳の働きを強化)
パセリ 1/2束
(強壮効果、血圧降下、消化促進、発汗作用)
ニンニク 1片
(陳代謝促進、老化防止、血液浄化、血圧降下、殺菌効果、防腐効果)
エキストラ・バージンオリーブオイル
黒コショー
塩
鍋
(厚手のもの、焼き上がる時間が早くなる。大きさは豚肉の塊がギリギリ入るサイズ)
<つけあわせ用材料>
タマネギ、シシトウ、しめじなど、残っているもの何でもOK
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<作り方>
(1)
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肉の各側面に2〜3ヶ所十字の切り込みを包丁で入れる |
(2) |
塩と黒コショーを肉の全面にすり込む |
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(3) |
ローズマリー、パセリ、ニンニクをそれぞれみじん切りにして(それぞれ大さじ1杯程度)混ぜる。そして、肉の切り込みに詰める。 |
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<ローズマリー&にんにく&パセリのみじん切り> |
(4) |
全面にオリーブオイルをまんべんなくすりこむ。塩などがなじむよう30分程おく。(この間につけあわせ野菜の準備) |
(5) |
鍋に肉を入れてから、豚肉の4分の1がかぶる程度にオリーブオイルを入れる。 |
(6) |
強火で、豚肉を回転させながら、全面に焦げ目が付く程度に焼く。 |
(7) |
弱火にして、肉の中に火が通るまでフタをして焼く。火の通り方のチェックの方法は、竹串をさし中から肉汁を押し出し、その色が透明になっていればOK(まだ血の色がでている間は火が通ってない) |
(8) |
鍋から肉を取り出して皿に置き、厚めに切る。 |
(9) |
鍋に残った肉汁オイルは、ソースやつけあわせ用として利用する他、取り置きして、炒めものやパン(バケット)などにつけて食べる。 |
(10) |
オイルを取り置きしたあとの鍋をそのまま使用してスープを作ると、コクのあるスープができる。 |
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<つけあわせの作り方>
(2) |
豚肉を焼いた時に鍋に残った肉汁オイルで炒める。 |
(3) |
塩コショーで味をととのえる。(バルサミコ酢と(生)たまねぎのスライスを加えても美味) |
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<食べ方>
(1) |
皿に盛った肉に、つけあわせをそえてできあがり。 |
(2) |
ピンクペッパーがあれば、そのまま潰さずにかけると彩りが映える。 |
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<生活の知恵:オリーブオイルを長くおいしくするテクニック>
(1) |
買ってきたオリーブオイルに、ニンニク2片を包丁で叩きつぶしていれる。 |
(2) |
ローズマリー(生のもの、一枝)とうがらし(1本、中のタネは取り除く)を入れる |
(3) |
一晩以上、そのまま置いておくと、コクのあるオリーブオイルに変身。そして、酸化を抑えて、長い間風味を保ちます。 |
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