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トップ>達人紹介コーナー>ジャズ>第3回 です。

達人紹介コーナー


初回『ジャズライブへのお誘い』、2回目『ジャムセッションへのお誘い』と、だんだんジャズの世界の面白い部分へと入って来たつもりですが、読者諸兄の中にはまだ雲をつかむような気持ちの方も多いかもしれません。
そこで今回はちょっと視点を変えてみましょう。

今まではずっとジャズの演奏現場のお話に終始していましたが、今回は(いささか手前味噌ながら)ドラムという楽器を通してジャズを見てみようというわけです。
ジャズの中でドラムという楽器正確には何個かのドラムの集合体なので、“ドラムス(又はドラムセット)”と呼んでほしいのですが、それを踏まえた上で紙面の都合(笑)により本稿では“ドラム”と書きますの果たす役割には(欲目でもなんでもなく)とても大きなものがあります。
ジャズのCDを聴くとお分かりの通り、ドラムの入っていない曲は珍しく、ドラムはベースと並んで最も頻繁にジャズに使われる楽器と言えるのです。

これは何故でしょうか?

ジャズのジャズたる所以、ジャズが(いわゆる)ジャズらしくきこえる要素の一つに“スィング(swing)感”というものがあります。読んで字のごとし、自然に体が揺れてくるようなリズムの感覚をいうのですが、何もジャズに限らずとも体が揺れてくる音楽は他にたくさんあるでしょう。

その中でもジャズのスィング感は、ドラムを核としたいくつかのリズム楽器のコンビネーションが創り出すリズムの“うねり”具合これをグルーヴ(groove)と呼びますがによって決まるのです。
もちろんこの場合、グルーヴを創り出す作業は共同作業なのであって、ドラムだけがいくら頑張っても、ベース、ギター、キーボード、パーカッションといった他のリズム隊とのバランスが悪ければ、スィング感は生まれません。しかし(筆者長年の経験から)はっきり言えることは、スィング感の中心となる楽器がドラムであるということです。
また、他のジャンル、例えばロックならエレキギターがグルーヴの要として浮上してきますし、ラテンならパーカッション(コンガやボンゴ、ティンバレスなど)という楽器群がクローズアップされますが、ジャズにおいてはドラムが何といっても一番のグルーヴの担い手であり、ひいてはジャズ特有のスィング感の素(もと)となる楽器なのです。

あ…、恐れていた通りやはり最後には手前味噌&我田引水ぎみになってしまいましたね。
でもドラムという視点からジャズを眺めてみると、ひょっとしたら意外とジャズに対する興味がわいてくるかもしれません。

ではここから先は舞台を、しんしんと雪降り積もる北国の一夜、周囲を山に囲まれた某大学のとあるゼミ教官室へと移すことにしましょう。ほら、ときおり不気味な笑い声をあげる怪しげな教官のもとへ一人また一人、ゼミの学生が集まってきたようですね。

これから始まる夜の課外授業のテーマは果たして何なのか…?

さぁ、あなたも怖がらずに部屋に入ってみたらいかがですか?


     

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